こんにちは。打ち込み技法勉強中のアベです。
今回は本の紹介です。
僕も最近勉強を始めたばかりなのですが、最初は表題の通り
何を打ち込んだらいいかわからない状態でした。
(というか今もまだよくわかっていない...)
そんな僕でもこの本のレシピ通りやれば
生っぽいドラムやベースのパターンが作れるかも...!
と思いポチってみました。
読んでみたら充実度高かったので感想を書いて見ようかと思います。
この本読むと何がわかるの?
ざっとこんな感じです。
- MIDIについての基礎知識
- ドラム、ベース、ピアノ、ギター、ストリングス、ブラスの楽器についての基本知識
- 各楽器のジャンル別テンプレフレーズ
- ドラム譜の読み方、書き方
正直MIDIについての基礎知識はなくても打ち込み可能ですが、
まあなんとなく知っておくといいかもね的な内容でした。
楽器の基礎知識は実際弾かないにせよ必ず必要になってくるものですし、
まとまったものとして書かれているのはありがたかったです。
テンプレフレーズについては後述しますが、かなり参考になります。
ドラム譜については全く知らなかったので地味に助かりました。
テンプレフレーズがかなりわかりやすい
基本的に五線譜での記載となりますが、かなり分かりやすいです。
五線譜といってもそこまで複雑な譜面はない(4小節程度のものばかり)ので、
ちょっと読めれば理解できると思います。
さらに、この本はDTM打ち込み特化なだけあって、
打ち込みに必要な色々な情報も乗せてくれています。
- ノート毎のベロシティ(音の強さ)
- ノート毎のデュレーション(音の長さ)
- ノート毎のロケーション(発音のタイミング)
打ち込みするときに、どの音を入れるかの次に考えるのが上の3つです。
どれをとっても、曲やフレーズのグルーブに関わってくるのでとても大事です。
でも明確な指針ってなかなかすぐには掴めないですよね。
この本に書いてあるパターンを打ち込んでるうちになんとなく、
自分の中での基準がわかってくるようになります。
パターンが豊富
テンプレートのパターンも4ビート、8ビート、16ビート、シャッフル、ロック、R&B...
などなど、ビート別、パターン別に用意されているため
ほとんどのジャンルがカバーされています。
このジャンルではどういうビートが基本なんだろう?という時にもってこいですね。
ストリングス、ピアノ、ブラスなども収録されているので
ギター、マンドリンなどの弦楽器しか扱えない自分にはとてもありがたかったです。
MIDI音源も付属しているので、それをDAWのトラックに貼り付ければ
好きな音色ですぐに再現もできます。
この本の使い方
パターンが多いとはいえ、実際使う時はそのままマッチしない場合も多いと思います。
多分今後は辞書がわりにこの本を使いつつ、
ちょっとずつパターンを自分風に改造しながら使っていくことになると思います。
そういう使い方においてはかなり有用な本だと思いました。
各ジャンルに特化した打ち込み手法とかを学びたい場合は、
別で勉強する必要がありそうです。
以上!
コード進行のレシピ本とかも愛用しているものがあるので、
また記事にしてこうかと思います。

- 作者: 篠田元一
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2008/10/10
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