部屋とマンドリンと私

フラットマンドリン・作曲・編曲・DTMのブログ

フラットマンドリンを調整に出したので施工内容と費用を公開

こんにちは、アベです。

大学2年生のときから愛用している
フラットマンドリン(通称「1号」)が
やっと調整から帰ってきました。

今回調整を依頼したのは
大友楽器さんです。

札幌で長年、ギターやマンドリンの修理、
メンテをされている方です。

クラシックのマンドリン調整を行うことが
多いようでしたが、フラットマンドリンや
バンジョー修理の実績もあります。

知識豊富で色々勉強にもなりました!

施工内容

  1. フレットの打ち直し
  2. ナットの調整
  3. ブリッジの調整

f:id:happy-trail0912:20180607232605p:plain

フレットの打ち直し

今回一番でかい工事ですね。
削れてぺちゃんこになっていたフレットを
交換してもらいました。

恥ずかしながらはじめて知ったのですが、
フレットは高さや幅、材質、
形状等でかなりの種類があるのですね。

今回はフレット選びから入りました。

細くて高いフレットは明るく鋭い音、
太めのフレットは重厚感のある音など
結構奥が深い....

その場では知識足らずで判断が
つかなかったので大友さんと相談しつつ
オススメのものを選びました。

工事時の話を聞くと、1号のフレットは
接着剤でがっちりと接着されいたようで、
大友さん曰く「地獄だった」そうです。

次からは交換しやすいようにと、
膠で接着していただきました。

ナットの調整

ナットがかなり削れていて、
汚れも溜まっていたようです。
ナットは削れやすく、音への影響も
大きいので要チェック。
だそうです。

削れてしまったナットを綺麗に
整えていただきました。かなり音が
明るくなったように感じます。

溝に溜まった汚れは、画鋲の先などで
定期的にとってあげてね。とのことでした。

ブリッジの調整

こちらは調整というか、
色々教えてもらった感じなのですが、
ブリッジの位置の調整と弦高の調整を
していただきました。

ブリッジの位置は弦の材質等によっても
適切な位置が変わるらしく、
気になるようなら直したほうがいい。
とのことでした。

余談ですが、ブリッジの凸凹(弦によって
ブリッジとの接点が変わるような作りに
なっている)は、理にかなっているようです。

なんでも弦によって綺麗に響く周波数が
異なるので、このような配置になっているのだとか。
(大友さん曰く「純正律」と「平均律」が
混在しているためこのような作りにせざるを得ない)

f:id:happy-trail0912:20180607233956j:plain ※こんなふうに、よく見るとセットごとにずれてます。

費用

占めて 32,400円(税込) で対応して
いただきました。安心できる方でしたし、
結構大きな調整だったので
こんなもんかな?という感じです。
かかった期間は1ヶ月程度でした。

感想

音はめちゃめちゃよくなりました。
完全復活です。弦も種類変えようと 思ってます。

多分変えたらもっとよくなりそう。
(使用弦に関しては気が向いたら記事に
しようかなと思ってます。)

大友さんは他にも死に弦を延命させる方法
(これも気が向いたら書きます)など
いろいろと教えていただけました。

メンテの講座を開いて欲しいレベル。
今度また色々教えてもらいます。
そして気が向いたら記事にしてきます。