部屋とマンドリンと私

フラットマンドリン・作曲・編曲・DTMのブログ

あなたのカットに「ドライブ感」がない理由

同じ裏拍を打っているのに、いい感じに乗れるカットを打てる人と、乗れないカットを打つ人がいます。

早い2ビートで乗れるリズム(ドライブ感のあるリズム)でカットするにはどうしたらいいのか自分なりの見解をまとめました。

裏拍でカットを打つだけでは意識が足りない

初心者のうちはメトロノームを鳴らして、裏拍(ウン、タン、ウン、タンのタンの位置)でカットを打つ練習する事が多い。

初歩の練習としてはこれでいいけど、これだけだとノリのいいカットは打てない。

日本人の悪いクセ?なのかもしれないけど、この練習をやると裏拍のところでリズムを止めちゃう人がなぜか多いです。

いいカットはシンコペーションして聞こえる

一方、いいカットを打つ人はリズムを止めません。

同じ裏拍を打つということをしていても、リズムが切れずに次の表拍を飛び越して聞こえます。

Adam Steffy あたりのプレイヤーのカットを入念に聞くと分かるはず。

リズムを点ではなく線で捉えよう

シンコペーションして聞かせるようにするには、リズム(またはカット自体の音)を点で捉えているとうまくいきません。

リズムを線で捉えるために、先ほどのウン、タン、ウン、タンのタンの位置でカットをする練習を、

ウー、ター、ウー、ターのターの位置でカットする

に変えてやって見ましょう。

「いや、同じじゃん。」というツッコミが聞こえそうですが、そういう人は取り敢えずやって下さい。

同じテンポでやっても体感のスピードが圧倒的に違います

ちょっと早めのテンポでやって見るとよりその違いが際立ちます。

意識がグルーブを生む

ウン、タンをウー、ターに変えたところで裏拍でカットを打っていることに変わりはありません。

が、その意識だけで生み出すリズムやグルーブが変わって来ちゃうのです。不思議なことに。

他にも

ウッ、タッ、ウッ、タッ

でやって見たり、もはや表拍を考えずに

(ウッ)、タッ、(ウッ)、タッ

とかやって見たり。 ちなみに自分が思うドライブ感のあるカットはこれに近いイメージです。

※ウッは脳内ミュートして下さい。 タッ、タッ、タッ…みたいな感じ笑

それぞれ全然違います。

こういうリズムはウッ、タッ。 このリズムはウー、ター。

みたいな感じで使い分けられる事がまずはリズム理解の為の第1ステップです。

慣れて来ると言葉にせずともリズムを意識する事ができるようになります。

こんな風に自分なりのリズムの解釈を見つけて見ましょう。